新・3大食物アレルゲンは鶏卵・牛乳・○○!?低糖質ブームが原因か。小麦よりも増えた食べ物とは何?

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こんにちは、うみほたるです。
今まで日本で言われていた3大食物アレルギーは「鶏卵」「牛乳」「小麦」の3つの食物でした。
それが最近変わってきているということが専門医の調査から分かっています。
小麦から変わった食物とは一体何なのか。

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新・3大食物アレルゲンは鶏卵・牛乳・○○!?

新・3大食物アレルゲンは鶏卵・牛乳・○○
○○の中に入るのはずばり木の実類(ナッツ)』です!

これは令和4年3月に消費者庁から発表された「令和3年度食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業報告書」の記載されていた食物アレルギーの割合グラフです。

元々の3大食物アレルゲンは「鶏卵」「牛乳」「小麦」の3つの食物。
2012年~2013年頃から注目され始めた糖質制限ダイエットや適正な糖質摂取をし、糖質を抑えるロカボなど現代の食生活において『低糖質』という言葉をよく耳にすることが多くなり、そのため、全般的に低糖質の「ナッツ」が注目され、多く食べられるようになりました。
このことから、「ナッツ」を食べることが増え、アレルギーの方の人数が増えていったのではないかと考えられます。

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食品名 糖質量
鶏卵・全卵 0.4g
くるみ 4.2g
ヨーグルト・全脂無糖 4.8g
マカダミアナッツ 6g
アーモンド 9.7g
りんご 14.1g
カシューナッツ 20g
うどん(ゆで麺) 20.8g
白米 36.8g
6枚切り食パン 44.3g
もち 50.4g
ラーメン(生麺) 53.6g
そうめん(乾麺) 70.2g
スパゲッティ(乾麺) 71.2g
小麦粉 73.3g

参考までに食品ごとの糖質一覧表をご覧ください。日本人の主食のうどん、白米、パン、ラーメン、パスタなどに比べて木の実類(ナッツ)は随分低い数値です。

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木の実類(ナッツ)の中でアレルギー特に多いのは何?

1.くるみ
2.カシューナッツ
3.マカダミアナッツ
その他、アーモンド、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、ココナッツ、カカオなど

1番多い「くるみ」については、2023年3月に表示義務品目になり、食品購入時にも分かるようになりました。

「くるみ」は義務表示の対象品目に追加されましたが、令和7年3月31日までは表示切替えのための期間とされています。そのため、令和7年3月31日までに製造・加工・輸入される加工食品については、「くるみ」を使用していても、表示されていない場合があります。令和7年3月31日を過ぎてもしばらくの間は、くるみのアレルギー表示がない食品が販売されることがありますので、ご注意ください。参考:福岡市HP

低糖質はなぜブームになったのか

そもそも低糖質の食事はダイエットだけに効果があるわけではありません。
まずは、低糖質にするとどのような身体の変化が起こるのか見ていきましょう。

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①血糖値の改善効果あり
糖質は三大栄養素の「炭水化物」に含まれており、血糖値を上げる原因になっています。
血糖値が上がることによって「糖尿病」などさまざまな疾患や症状を引き起こす可能性が高くなります。そのため、血糖値を正常の数値にするために糖質制限がいいと言われています。

②体重の改善効果あり
ナッツには不溶性食物繊維が豊富に含まれており、水分を含むとふくらむ性質をもっているため、少量で長時間の満腹感が得られます。そのため、ダイエットをする方から見てカロリーを減らす₌食事を減らすというよりも満腹感が得られる糖質制限ダイエットがブームになったのでしょう。

③高脂血症の改善効果あり
高脂血症とは、血液の中に必要以上にコレステロールや中性脂肪が増えている状態で、症状として熱が出たりするわけではないので、放置してしまう方が多いようです。ただし、放置すると動脈硬化になり、その後、心筋梗塞や脳梗塞の発作が起こってしまう病気です。

④血圧の改善効果あり
糖質を摂り過ぎると内臓脂肪がたまり、内臓脂肪から血圧を上げる悪玉ホルモンが分泌されるようになります。糖質を少なくする₌低糖質の食事に変えた場合、血圧が下がると言われています。

健康志向が高くなってきている方が増え、ブームになったのも分かります。また、辛くないダイエットとしても人気を集めたのでしょう。

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まとめ

  • 新・3大食物アレルゲンは鶏卵・牛乳・『木の実類(ナッツ)
  • 木の実類(ナッツ)の中でアレルギー特に多いのは『くるみ
  • 3大食物アレルゲンが変わった原因は、糖質制限がブームになりナッツが多く食べられるようになったから
うみほたるの最後一言

食生活が変わることによって、3大食物アレルゲンの変化があるということが分かりました。
今後も健康に関するブーム等で3大食物アレルゲンが変化していくかもしれませんね。

最後に皆さん、アレルゲンとアレルギーの違いを知っていますか?
調べてみたところ、こういう違いがありました。
同じような言葉で似たような意味ってよくありますよね。

アレルゲンとは、アレルギーの原因となる物質となるもの
アレルギーとは、アレルゲンが原因で発症する症状のこと

「アレルギー」と「アレルゲン」
アレルギーは食べ物のほか、花粉、ほこり、ダニなどに免疫が過剰に反応することで発症する症状をいい、食品表示法第 4 条第 1 項においては、アレルゲンは、食物アレルギーの原因となる物質と定義しています。
引用元:消費者庁発行の「加工食品の食物アレルギー表示ハンドブック」

アレルゲンとは?
アレルギーの原因となる抗原(原因物質)のこと。花粉症の花粉、金属アレルギーの金属などが、これに当たります。食物が原因の食物アレルギーでは鶏卵、牛乳、小麦などのたんぱく質のほか、エビやカニなどの魚介類もアレルゲンとなることが知られています。アレルゲンを除去するか摂取量を減らすことが最大のアレルギー対策とされています。

アレルギーとは?
免疫が正常に働かないと、有害な抗原に対抗する抗体が多く作られるようになりますが、その抗体が一定レベルに達したときに、体にとって害ではないものを外敵とみなすようになります。そのために過剰な反応が起こり、さまざまなアレルギー症状が起こります。その症状としては、かゆみ、じんましん、発赤、目の充血などの皮膚・粘膜症状、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状、口の粘膜やのどのかゆみ、くしゃみ、咳、鼻水などの呼吸器症状など数多くのことがあげられます。
引用元:一般社団法人 日本健康倶楽部の健康用語辞典

健康に良いと言われている糖質制限、その裏でアレルギー患者を増やしている原因となっていました。偏った食事ではなく、バランスの良い食事をしていきたいですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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