世界遺産に登録された【軍艦島】の魅力、現在の状況についてご紹介します♪

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テレビなどで紹介されてご存じの方も多いかと思いますが、今回は「軍艦島」についてご紹介したいと思います。
軍艦島とは元々なんだったのか、なぜ無人島になったのか、上陸はできるのかなどまとめていますのでどうぞご覧ください(‘ω’)ノ

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軍艦島とは?

長崎県長崎市にある「端島(はしま)」という島の通称名
海底炭鉱によって栄え、現在は住人のいない無人島となっています。

なぜ「軍艦島」と呼ばれるのか

軍艦「土佐」に似てることから軍艦島と呼ばれるようになったとのことです。
正直言うと、私は通称ではなく島の名前が「軍艦島」なのだと思っていました…
少し恥ずかしいです(._.)

軍艦島の歴史

1810年:端島で石炭の発見
1890年:端島炭鉱の所有者が三菱社へ10万円(現在の価値で約20億円)で譲渡
1916年:日本で最初の鉄筋コンクリート造の集合住宅「30号棟」を建設
1939年:内地人の不足を補充するために朝鮮人労働者の集団移入が本格化
1960年:人口が最盛期(5,267人)を迎えた
1974年:主要エネルギーが石炭から石油へと移行したことにより端島炭鉱は閉山
1974年:全ての住民が島から離れ、軍艦島は無人島となった
2015年:「明治日本の産業革命遺産」の一部として世界遺産に登録

正直「石炭」というのはあまり馴染みがなく、イメージするのは蒸気機関車でした。
シャベルで大量の石炭を炎の中に入れている映画とかで出てくるシーンですね。
現在では見ることがあまりないので、石炭と聞いてもそういうものがあるということは知っているけど…という感想です。
ただ、今回調べているうちに興味が湧いてきたので今度調べてみようと思います。

現在もエネルギーとして石炭は使われていますが、燃焼させる際に温暖化ガスである二酸化炭素(CO2)を大量に排出するため、使用削減が求められているとのことです。

現在も使われているのに主要エネルギーではなくなった途端、閉山してしまったのはなんだか残念な気がします。その当時は石炭では生活できなくなってしまったのでしょうか…
島民の方も閉山した年に島から離れなくてはならず、なんだか淋しい気持ちになりました。

軍艦島の魅力

小さな島の中に立ち並ぶ数々の廃墟となった建物でしょう。
ノスタルジックな雰囲気、普段私が目にしているものと違う世界を体験できる場所。
船に乗って「島」という場所に行けるというのも少しワクワクしませんか?
何十年も前に作られたその当時最新だった建物が年月が流れ、形を変えている風景。
今見れるものと10年後見えるものはまた違ったものになってそれも楽しみですね。

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現在の軍艦島

コロナウィルスや台風の影響で上陸が禁止されていた期間があった軍艦島ですが…
現在は上陸可能です!!
ただ、条件がありますので皆さんが長崎に行く日に必ず行けるというわけではありませんのでご注意ください。上陸する際は必ずツアーに参加しなければいけません。
また、「長崎市端島見学施設条例」や「端島への立ち入りの制限に関する条例」を守って見学しなければなりません。

条例のすべてを見るのは眠くなってしまうかもしれないので、大事な部分を抜粋してご説明します。
引用元:長崎市端島見学施設条例端島への立ち入りの制限に関する条例

第2条 見学施設に、次に掲げる施設を置く。
(1) 桟橋
(2) 見学広場
(3) 見学通路

見学できる場所は限られていますということです。

第3条 見学施設を利用することができる者は、第5条第1項の許可を受けた者(以下「許可事業者」という。)及びその係員並びに許可事業者の船舶により運送された者に限る。ただし、市長が特別の理由があると認めるときは、この限りでない。

ツアーに申し込まず、個人で行くことはできません。
許可を受けている方と一緒に行った人に限り見学施設の利用ができますということです。

第4条 見学施設においては、次に掲げる行為をしてはならない。
(1) 見学施設を損傷し、又は汚損すること。
(2) はり紙若しくははり札をし、又は広告を表示すること。
(3) 危険のおそれがあると認められ、又は他人の迷惑となること。
(4) その他見学施設の管理上支障があると認められること。

これは当たり前のことですが、そこにあるものを壊したり、汚したりしないでください。
他人に迷惑をかけることはやめてくださいということです。

長崎市高島町字端島(以下「端島」という。)における安全を確保するため、何人も、端島の区域のうち、長崎市端島見学施設条例(平成20年長崎市条例第43号)第2条に規定する見学施設の区域以外の区域に立ち入つてはならない。

立ち入り禁止区域には入ってはいけないということです。

上陸できる条件

軍艦島は天候と安全基準を満たさないと上陸が出来ません。
天候基準をクリアする日数が年間100 日と想定されています。
上陸できるのは年間の3分の1以下ということですね。
行ける時に行っておかないと、いつまで経っても上陸できない可能性がありますね。
台風が多い時期(九州は7~9月がピーク)は避けていく方がいいかもしれません。

まとめ

○軍艦島は島の名前ではなく通称
○主要エネルギーの移行により閉山
○閉山とともに島民が島から離れ無人島となる
○軍艦島の魅力とはなんといっても100年以上前に建てられた数々の廃墟
○2022年10月現在上陸可能

世界屈指の美しい廃墟ととして人気を集めた「端島(軍艦島)」
100年以上前に建てられた建築物なのでいつ崩落してもおかしくない状態です。
早めに行くことをオススメします。
お得に旅行を楽しめる全国旅行支援も始まったので、検討してみてはいかがでしょうか?

ちなみに第二の軍艦島と呼ばれている「池島」という島があります。
この島についてはこちらのページでご確認ください。

うみほたるの最後一言

実は軍艦島の島自体は世界遺産ではありません!
明治時代に熊本から持ってきた砂岩で作られた壁が世界遺産になっているようですよ。
ちょっとした豆知識として覚えておいてくださいね(^^)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

※写真提供:(一社)長崎県観光連盟

 

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